マイコプラズマ感染症PCR検査

2024年11月現在、全国的にマイコプラズマ感染症が流行しています。当院では一般的に使用されている抗原検査ではなくPCR検査を使用しています。

臨床症状 (国立感染症ホームページより)
潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などである。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多い。鼻炎症状は本疾患では典型的ではないが、幼児ではより頻繁に見られる。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、そして胸痛は約25%で見られ、また、皮疹は報告により差があるが6~17%である。喘息様気管支炎を呈することは比較的多く、急性期には40%で喘鳴が認められ、また、3年後に肺機能を評価したところ、対照に比して有意に低下していたという報告もある。昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般状態も悪くないことが特徴であるとされてきたが、重症肺炎となることもあり、胸水貯留は珍しいものではない。

検査方法

当院ではPCR検査にて実施。検出時間20~40分。遺伝子の結果、使用薬剤を選択します。

一般的な抗原検査では検出率が悪く、薬剤耐性が判定できません。当院のPCR検査では一般的抗原検査と比較して1024倍の検出感度がありかつ、薬剤耐性が判別できます。